草アレルギーの症状と対策
草アレルギーとは
草に対するアレルギーは、花粉症(アレルギー性鼻炎)の一種で、鼻・喉・目のかゆみやくしゃみ、咳、喘息、皮膚のかゆみやじんましんなど、さまざまな症状を引き起こします。季節性アレルギーの中で最も一般的で、カトウモクシの花粉症と混同されることがあります。国立環境健康科学研究所によると、草は1,200種以上ありますが、アレルギーを引き起こすのは主に以下の6種です。
- バークマイ草(Bermuda grass)
- ジョンソン草(Johnson grass)
- ケンタッキー・ブルーグラス(Kentucky bluegrass)
- オーチャードグラス(Orchard grass)
- スイートバーナルグラス(Sweet vernal grass)
- タイムシーグラス(Timothy grass)
鼻・喉・目の症状
草アレルギーの人は、目のかすみ・涙、くしゃみ、鼻づまり、鼻汁の後流(ポスト・ナジアル・ドリップ)、喉の痛み、乾いた咳が頻繁に現れます。喘息発作や喘鳴(ぜんめい)になることもあります。アレルギー性結膜炎により、まぶたの内側の膜が炎症を起こし、赤みや腫れ、まれにまぶたがかさぶたになることがあります。また、鼻炎に伴う血流増加で目の下に暗いクマ(アレルギーシナー)ができることもあります。
皮膚のかゆみ・発疹
草に触れた部位に赤み、かゆみ、発疹、こぶ、じんましんが現れます。特に手や指に多く見られ、「皮膚の花粉症」と呼ばれることもあります。軽度の場合は抗ヒスタミン薬で対処できますが、開いた傷口にアレルゲンが付着すると重篤な全身性反応(アナフィラキシー)を起こす危険があります。
全身の倦怠感・不調
多くの季節性アレルギーと同様に、草アレルギーでも極度の疲労感や頭がぼんやりする感覚が報告されています。集中力低下、頭痛、気分のむら、吐き気などが併発することがあります。
自然療法と予防策
- 鼻うがい(ネティポットや鼻スプレー)で鼻腔内の花粉を洗い流す。
- 草刈り時は必ずマスクを着用し、草は短く刈り込む。
- 室内・車内はエアコンや空気清浄機を使用し、外気の花粉侵入を防ぐ。
- 洗濯は乾燥機で行い、屋外干しで花粉が付着するのを防止。
- 就寝前にシャワーで全身の花粉を洗い流す。
- 喉の痛みや痰が気になるときは、温かい塩水でうがいをする。
薬物療法
市販薬から処方薬まで、さまざまな治療法があります。目薬、鼻スプレー、鼻炎用減充血薬、抗ヒスタミン薬が一般的です。処方薬には、ヒスタミンの放出を抑えるタイプや、長期的に免疫を調整する免疫療法(アレルギーショット)があります。症状や重症度に合わせて医師と相談し、最適な治療法を選びましょう。
