認知症の平均余命と影響要因
研究概要
英国医学誌(British Medical Journal)による14年間にわたる大規模調査(13,000人以上の高齢者)で、認知症と診断された患者の約半数が診断後4年半で死亡したことが明らかになりました。
影響要因
女性は男性よりも長く生存する傾向があり、一般人口と同様に認知症でも平均で約4.6年、男性は約4.1年の余命が報告されています。
診断時の年齢が最も重要な要因で、65歳前後で診断された人は約10年生存する一方、80代で診断された人は比較的早く死亡します。
居住環境も寿命に影響し、介護施設や家族と同居している人は心身の健康が保たれやすく、より長く生きる傾向があります。
その他の考慮点
身体的に虚弱な人は年齢に関係なく早期に死亡しやすく、認知症が脳だけでなく全身に負担をかけることが示唆されています。
教育歴が長いほど若干生存期間が短くなる傾向が見られましたが、社会階層は生存率にほとんど影響しませんでした。
