変形性関節症の包括的治療法
鍼治療
中国で約2000年の歴史を持つ鍼治療は、痛みのある部位のツボに細い針を刺すことで症状を和らげます。メリーランド大学医学部の2005年の研究(73名の膝関節症患者)では、通常の治療に加えて8週間の鍼治療を受けた群は、単独治療群に比べ疼痛が有意に軽減したと報告されています。効果は個人差がありますが、関節炎治療の実績は評価されています。ただし、多くの保険(メディケア含む)で鍼治療は対象外であり、費用は自己負担となります。
ハーブとビタミン
抗炎症作用が期待できるハーブは市販の健康食品店で入手可能です。例えば、アジアで古くから利用されている生姜は、Osteoarthritis and Cartilage に掲載された研究で、関節の痛みと腫れが軽減することが示されています。ビタミンEは天然の抗酸化剤として関節炎の緩和に有望です。また、関節や軟骨を強化するとされる「アルチケアオイル」は、外用として関節に塗布するか、カプセルで摂取できます。
ヨガとストレッチ
ヨガやストレッチは関節の痛みと腫れの緩和に効果的です。代表的なハタヨガは、短時間保持するポーズで筋肉を伸ばし、筋力と柔軟性を高めます。低衝撃で高齢者や関節可動域が制限された方に適した太極拳(タイチ)も推奨されます。これらは筋肉トーンや柔軟性の向上だけでなく、瞑想的要素を含むため、ストレス軽減と疼痛緩和にも寄与します。
