関節リウマチ(RA)患者が守るべきポイント
疾患の変動性を理解する
関節リウマチは免疫系が自己組織を攻撃する慢性疾患で、発症年齢は20代前半から50代半ばまで様々です。患者ごとに症状や薬への反応が異なり、ある日は関節の可動域が十分で痛みが少なくても、次の朝には倦怠感と動きの制限が出ることがあります。変動を前提に、活動と休息のバランスを計画し、症状が出たときは無理をしないことが重要です。
医療を積極的に管理する
RA患者は医療チームと密に連携し、自らも治療に参加する姿勢が求められます。担当医やリウマチ専門医、理学療法士、カウンセラーなどと定期的に情報を共有し、治療が効かなくなった際の代替薬や次のステップを事前に相談しておきましょう。理学療法士からは関節に負担をかけないエクササイズの指導を受け、精神的な孤独感や不安は専門家に相談して対処してください。
適度な運動で活動的に
関節が炎症を起こしている日でも、可能な範囲で毎日身体を動かすことが大切です。関節の全可動域をゆっくりと伸ばす軽いストレッチや、水中エクササイズなど、負荷の少ない運動を取り入れましょう。痛みが強いときは動作を軽めにし、関節の柔軟性を保ちます。運動は疼痛緩和、気分改善だけでなく、RA患者が抱えやすい骨粗鬆症の予防にもつながります。
骨を守る
RAは骨粗鬆症のリスクが高いため、カルシウムとビタミンDを豊富に含む食事を心がけ、適度な負荷の運動で骨密度を維持します。ステロイドや免疫抑制薬の中には骨密度低下を招くものもあるため、医師に骨保護薬の処方を相談しましょう。
貧血の症状に対処する
関節痛に次いで頻繁に見られるのが貧血です。貧血は関節症状を悪化させることが報告されており、赤血球生成を促す治療は関節痛の軽減にも効果があります。定期的な血液検査で貧血の有無を確認し、必要に応じて鉄剤やエリスロポエチン製剤などの治療を受けましょう。
