回転角度呼吸(Rotational Angular Breathing)とは?

側弯症(脊柱側弯)は背骨が異常に曲がることで、しばしば激しい背部痛を伴います。カタリナ・シュロスが考案したシュロス法は、回転角度呼吸(Rotational Angular Breathing)を取り入れることで、痛みの軽減を目指します。

回転角度呼吸の必要性

側弯症や脊椎固定手術後は、胸郭の動きが制限され、呼吸時に肺の片側が広く、もう片側が狭くなります。狭い側は呼吸に関与しにくくなるため、患者は意識的にその側へ空気を導く練習が必要です。これにより酸素摂取量が向上します。

シュロス法(Schroth Method)

シュロス法は、正しい姿勢へ背骨を再配置しながら、回転角度呼吸を行うリハビリテーションです。患者は、曲がった背骨が向く方向に対抗するように、胸郭の内側から外側へ空気を押し出す呼吸を行います。

回転角度呼吸エクササイズ

シュロス法では、指導された呼吸と共に等尺性エクササイズを実施します。吸息時に狭い胸部へ空気を導き、同時に背骨の歪みを矯正します。呼気は、背部筋肉の等尺性緊張を保ち、得られた矯正を維持することに重点を置きます。背骨の曲がりとは逆方向に過剰に動かすことで、正しい配列へと導きます。

回転角度呼吸は高度なテクニックであり、必ず資格を有する理学療法士の指導のもとで行う必要があります。

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