慢性腰痛の原因とは?
概要
慢性腰痛は、症状が3か月以上続く状態を指します。急性腰痛(6週間未満)とは異なり、通常の理学療法や薬物療法だけでは改善しにくく、刺すような痛みや射撃痛、局所的な違和感を伴うことがあります。
原因
- 靭帯や筋肉の過度な緊張・捻挫が最も一般的です。
- 椎間板ヘルニアや外傷、姿勢の悪さ、運動不足、うつ状態なども関与します。
主な症状
- 長時間の座位や立位での鈍い痛み
- 歩行や階段の上り下りが困難になること
- 可動域の制限、背骨全体のこりや硬直感
- 神経根に沿った放散痛(坐骨神経痛など)
- 前屈・持ち上げ・重いものを扱う際の痛み増強
治療法
慢性腰痛の治療は、複数のアプローチを組み合わせるマルチモーダルが基本です。
- 理学療法(ストレッチ、筋力トレーニング)
- 介入療法(ブロック注射、神経刺激)
- 心理的支援(認知行動療法など)
- 補完療法(鍼灸、マッサージ)
- 薬物療法(鎮痛薬、抗炎症薬、筋弛緩薬)
注意すべき治療
以下の治療は、慢性腰痛に対する有効性が科学的に示されていません。
- 牽引療法
- バイオフィードバック
- 長期ベッドレスト
- 長期にわたるカイロプラクティック操作
- 椎間関節注射
- 硬膜外ステロイド注射
(出典:Larry Altshuler 医師著『Balanced Healing』)
