突出した背部椎間板の治療法

事実

突出した椎間板(いわゆる「膨らみ」)は、椎間板の中心部(髄核)が外側のリング(線維輪)を押し出すことで起こります。線維輪は破れずに膨らむだけなので、髄核が漏れ出すことはありません。症状が軽いうちは自然に治ることもありますが、放置すると破裂しヘルニアになることがあります。主な原因は、姿勢の悪さ、筋力低下、外傷などです。診断は問診・身体検査に加えて、CT、MRI、X線などの画像検査で行います。

治療の種類

医師が膨らみ椎間板と診断した場合、まずは適度な安静が推奨されます。短期間のベッドレストから徐々に日常生活へ戻すのが基本です。長時間の座位は腰椎に余計な負荷をかけるため、できるだけ避けましょう。過度の安静は逆効果になることもあるので、医師の指示に従ってください。痛みが強い場合は、抗炎症薬、鎮痛薬、筋弛緩薬が処方されることがあります。

自宅でできる対処法としては、温湿布・冷湿布の交互使用、軽いストレッチ、ヨガ、瞑想、散歩などがあります。これらは血行促進や筋緊張の緩和に役立ちますが、実施前に必ず医師に相談してください。

症状が改善しない場合は、外科的治療を検討します。手術は最終手段とされますが、適切に選択すれば高い効果が期待できます。近年は、低侵襲の椎間板置換術や内視鏡手術など、従来の開腹手術に比べリスクが低く回復が早い方法が普及しています。非侵襲的手術を受けた患者は、当日から軽い歩行が許可されることもあります。

自分に合った治療法を選び、早期回復を目指しましょう。

背中の痛み - 関連記事