概要

脊椎症(スパンドロシス)は、椎骨の関節や靭帯、椎間板が加齢に伴い変性し、痛みやこわばりを引き起こす変形性関節症です。主に40歳以上の方に多く見られますが、症状の出方は人それぞれです。

特徴

  • 脊椎の関節や靭帯、椎間板が時間とともに変化し、正常に機能しなくなる。
  • 痛みの有無は個人差があり、軽度の変形だけで症状が出ないこともある。

タイプ

  • 頸部脊椎症(頸椎): 首の7つの椎骨に影響。
  • 胸部脊椎症(胸椎): 肩から腰にかけての12椎骨に影響。
  • 腰部脊椎症(腰椎): 下部背部の5椎骨に影響。

原因

主な原因は加齢による椎間板の摩耗です。長期間にわたり椎間板が乾燥・縮小すると、周囲の関節や靭帯に負担がかかり、炎症や骨棘(骨の突起)が形成されます。遺伝的要因や喫煙もリスクを高めます。

症状・影響

  • 頸部脊椎症: 首や肩の痛み、しびれ、腕や指先の感覚異常、後頭部の頭痛やめまい、まれに嚥下障害。
  • 胸部脊椎症: 背中の中央部に痛みが生じ、前屈や伸展で悪化。
  • 腰部脊椎症: 腰の痛みやこわばり、下肢への放散痛・しびれ、歩行困難、稀に排泄障害。

治療法

  • 安静よりも軽い運動やストレッチが推奨され、医師の指導のもとで実施。
  • 短期間の背部ブレース使用。
  • 市販の鎮痛薬(アセトアミノフェン、イブプロフェン)や必要に応じた処方薬、ステロイド注射。
  • カイロプラクティック、マッサージ、鍼灸、指圧、ハーブサプリ(デビルズクロウ、ジンジャー、SAMe)などの代替療法も有効。