脊髄刺激装置の副作用とリスク
脊髄刺激(SCS)は、背部の慢性疼痛緩和を目的とした治療法です。ただし、疼痛の原因ががんの場合には適応外です。電極を脊髄に沿って挿入し、神経を人工的に刺激して痛みを軽減します。多くの患者で効果が認められますが、手術やインプラントに伴う副作用リスクがあります。
手術に伴う副作用
- 背部手術全般に共通するリスクとして、過度の出血、感染、切開部の疼痛、さらには麻痺が起こる可能性があります。
インプラントへの不具合
- インプラント自体が皮膚を損傷したり、局所的な持続痛を引き起こすことがあります。また、金属アレルギーによる過敏反応が起こることもあります。
疼痛の認識変化
- 背部の痛みが軽減されると、以前は背部痛に隠れていた他部位の疼痛に気付くことがあります。
インプラントのトラブル
- 稀にバッテリーの漏れや故障、リード線の位置変化により疼痛緩和効果が低下します。刺激部位以下の軽度麻痺、筋力低下、感覚鈍麻が生じることもあります。
他の医療機器・電気系統への影響
- ペースメーカーや除細動器、MRI、超音波装置、放射線治療装置などの医療機器と相互作用する可能性があります。また、防犯システムや航空機の通信システムなど非医療系統にも影響を与えることがあります。
