血液化学検査は体内のさまざまな状態を把握する重要な指標です。以下に主要な項目とその意味、正常範囲を紹介します。

  1. ナトリウム(Sodium)

    血液化学検査では、体液バランスや神経・筋肉の信号伝達に不可欠なナトリウムを評価します。ナトリウム異常は高血圧の指標になることがあります。正常範囲は 135〜145 mEq/L です。

  2. カリウム(Potassium)

    カリウムは心拍リズムの調整に関与し、低カリウム・高カリウムのどちらも不整脈や腎障害を引き起こす可能性があります。正常範囲は 3.5〜5 mEq/L です。

  3. 塩化物(Chloride)

    塩化物イオンは体液量の維持や化学反応に関与します。低塩化物は生理機能に支障を来すことがあります。正常範囲は 98〜106 mEq/L です。

  4. トリグリセリド(Triglycerides)

    トリグリセリドは脂質代謝の指標で、コレステロールと併せて高いと動脈硬化リスクが上昇します。男性の正常範囲は 40〜160 mg/dL、女性は 35〜135 mg/dL です。

  5. コレステロール(Cholesterol)

    コレステロール検査は心血管疾患リスクのスクリーニングに用いられ、総コレステロールの目標範囲は 120〜220 mg/dL とされています。

  6. クレアチニン(Creatinine)

    クレアチニンは腎臓で排泄され、値が高いと腎機能低下、脱水、筋肉分解などが疑われます。正常範囲は 0.6〜1.2 mg/dL です。

  7. ブドウ糖(Glucose)

    ブドウ糖はエネルギー源で、調節異常は糖尿病につながります。空腹時の正常範囲は 70〜110 mg/dL、随時測定は 85〜125 mg/dL です。