肩のACジョイント(肩鎖関節)とは?
肩鎖関節(ACジョイント)は、肩甲骨の一部である肩峰(アクロミオン)と鎖骨が接する箇所に形成される関節です。肩関節の球関節の外側・上方に位置し、肩の動きに重要な役割を果たします。
基本情報
- 整形外科の教科書(Wheeless' Textbook of Orthopaedics)によると、AC関節は肩を3方向に動かすことができ、肩峰の傾きと鎖骨の回転で実現します。
肩の分離(肩鎖関節損傷)
- AC関節は靭帯(結合組織帯)で安定しています。これらの靭帯が損傷すると「肩の分離」と呼ばれる状態になります。
損傷の程度
- 肩の分離は軽度の捻挫から靭帯の完全断裂まで、3段階に分類されます。完全断裂の場合、鎖骨と肩甲骨がずれ、肩の形が変形して見えることがあります。
治療法
- 軽度から中等度の分離は、肩の固定、冷却、鎮痛薬、理学療法で対処します。重度や再発性の場合は手術が必要になることがあります。
その他のAC関節障害
- 肩の分離以外にも、骨折や関節炎が起こります。関節炎は、関節内の軟骨が損傷したり、時間とともにすり減ることで発生します。
