肘の回外(外旋)可動域測定方法

概要

回外(外旋)とは、手のひらが上向きになり、前腕の橈骨と尺骨が並ぶ状態を指します。肘関節と手関節(近位・遠位橈尺関節)を使って行われ、物を持つ・運ぶ・渡す・置く・ラケットを振るなどの日常動作に重要です。可動域(ROM)は関節の動きの方向と範囲を度数で表します。測定時は肩関節が関与しないよう注意します。

測定手順

  1. 被験者の腕、肘、手を回外テスト用に配置します。肘は体側に付け、前腕は肘から90度外側に伸ばし、親指を上に向けます(手のひらは上下ではなく内側を向く)。腕を真下に下げて指先が床を向くと、肩関節が回外を補助し、誤った測定結果になります。

  2. ゴニオメーターを使用して能動的回外を測定します。軸部を手首関節に合わせ、片方の腕を親指方向に、もう一方の腕を前腕に当てます。被験者が手のひらを上に向けて親指を外側に回すと、ゴニオメーターの目盛りで角度を読み取り、記録します。

  3. 同じゴニオメーターで受動的回外も測定します。被験者が能動的に可能な限り回した後、手に軽く力を加えてさらに回外させます。その角度を読み取り、記録します。これにより受動的回外の数値が得られます。

  4. 能動・受動の回外を数回測定し、平均を取ります。ゴニオメーターでの測定は誤差が出やすいため、複数回測定して平均化することが推奨されます。もう一方の腕でも同様に測定すると比較が可能です。

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