変形性関節症と関節痛の治療法

変形性関節症は最も一般的な関節炎で、主に高齢者に発症します。指、手首、肘、股関節、膝、肩、背中や首の椎骨など、複数の関節に痛みや灼熱感、圧痛が現れ、腫れやきしみ音が伴うことがあります。症状の緩和には、休息、冷却・温熱、薬物、サプリメント、適切な運動が有効です。

休息・氷・温熱

  • 炎症を悪化させないために、痛む関節はしっかり休ませます。その間、氷で患部を冷やすと血管が収縮し、血液やリンパの流れが抑えられて炎症と痛みが軽減します。氷は1回20分、1日3~4時間ごとに行うのが目安です。氷嚢を直接患部に当てましょう。

    初期の炎症が落ち着いたら、温熱療法(温熱パッドや温浴)で血流を促進し、周囲の軟部組織と関節の修復を助けます。

薬物療法

  • アセトアミノフェン(例:タイレノール)は疼痛緩和に有効ですが、炎症には作用しません。イブプロフェン(アドビル、モートリン)やナプロキセン(アレーヴ)は、COX-2酵素とプロスタグランジンの生成を抑えることで、炎症と痛みの両方を軽減します。症状が重い場合は、トラマドールやセレブレックス(セレコキシブ)などの処方薬が選択されることがあります。

サプリメント

  • グルコサミン(アミノ糖)とコンドロイチン(複合炭水化物)は、関節軟骨の構成成分であり、軟骨の保湿と修復を助けるとされています。最新の研究でも、これらのサプリメントが変形性関節症の疼痛を有意に軽減することが示されています。

運動療法

  • 関節の柔軟性を保ち、血流を促すことで酸素と栄養素が供給され、疼痛緩和につながります。手指や手首は多方向に動かす、回転させるだけで効果があります。肩や腕はすくめたり前後に動かすことで頸椎の痛みが和らぎます。腰椎の痛みには、仰向けで背中を床につける、膝を胸に引き寄せるストレッチが有効です。軽いウェイトトレーニングやストレッチ、ウォーキングも関節を動かし続けることが重要です。

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