肩部インピンジメントの原因
肩インピンジメントは、回転筋腱板(ローテーターカフ)の筋肉や腱が炎症を起こし、骨の間に挟まれることで発症します。外傷や過度の使用により腱板が腫れ、関節内の空間が狭くなると、血管や筋組織が圧迫され、痛みと機能低下が生じます。
主な症状
典型的な症状は、腕を上げる・背中の後ろに手を回す動作で痛みが出ることです。コートを着ようと背中に手を伸ばすような動作や、頭上に腕を上げる際に痛みを感じます。また、肩の筋力低下や可動域制限も見られます。
合併症
インピンジメントが長期間続くと、回転筋腱板が断裂するリスクが高まります。腱板断裂は激しい痛みと著しい筋力低下を伴い、腕を上げることさえ困難になることがあります。治療やリハビリもより複雑になります。
診断方法
診断は、肩峰下に局所麻酔を注射し、痛みが即座に軽減すればインピンジメントと判断します。さらに、X線やMRIで関節炎、骨棘など他の疾患を除外します。
治療法
炎症を抑えるために非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を8週間程度服用します。薬だけでなく、定期的なストレッチと繰り返し動作の回避が重要です。症状が改善しない場合は、理学療法や関節鏡手術が検討されます。
