脊柱管狭窄症の最適な治療法
症状
脊柱管狭窄の部位により症状は異なります。腰部で狭窄が起こると、脚の痛みやけいれんが生じ、長時間の立位や歩行で痛みが増します。頸部の狭窄は首や肩、腕、手に痛みを引き起こすことがあります。椎間板ヘルニアで神経が圧迫されると、股関節から脚の裏側にかけてしびれや筋力低下が現れます。重症例では排便機能に影響が出ることもあります。
診断
診断はまず身体検査で反射や可動域を評価します。レントゲン撮影が行われることがありますが、MRIやCTスキャンにより脊柱管狭窄の有無を確実に確認できます。
治療
軽度の痛みには、アスピリンやイブプロフェンなどの抗炎症薬が第一選択です。理学療法士と協力し、背骨の筋力と柔軟性を高めるエクササイズを行います。中等度から重度の場合は、背部ブレースで脊柱をサポートし、活動を制限しつつ徐々にウォーキングやサイクリングなどの運動を取り入れます。ステロイドを含む硬膜外注射は、炎症を抑えて神経周囲の痛みを軽減しますが、副作用を考慮し、年間3回までに制限します。
手術
症状が重く、保存的治療で効果が得られない場合は手術が検討されます。減圧椎弓切除術では、神経を圧迫している余分な骨や組織を除去し、神経の余裕を確保します。必要に応じて脊椎固定術(脊椎融合)を併用し、複数の椎体を固定して脊柱の安定性を高めます。
自宅でできる対策
定期的な運動で背骨と関節の強化・柔軟性を保ちます。長時間座る場合は、腰部を支えるチェアを使用し、硬めのマットレスと膝下に枕を置くと快適です。適正体重を維持することも、背骨や関節への過度な負担を防ぎます。
