仙腸関節の強直症とは?
概説
仙腸関節の強直症(仙腸関節癒着、仙腸関節炎とも呼ばれます)は、仙骨と骨盤をつなぐ仙腸関節が炎症を起こし、最終的に骨が癒合してしまう慢性変性疾患です。下部腰部や骨盤に強い痛みと硬直をもたらします。
原因
主な原因は次の通りです。
- 変性変化:関節軟骨の摩耗により炎症と骨棘が形成され、関節が癒合します。
- 炎症性疾患:関節リウマチ、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎などが関節に影響し、強直症を引き起こすことがあります。
- 感染:仙腸関節の感染が炎症と癒合をもたらすことがあります。
- 外傷:骨折などの外傷が関節の癒合を促進します。
症状
典型的な症状は以下の通りです。
- 腰部、臀部、股関節の痛み
- 腰部・骨盤の硬直感
- 歩行、立位、座位が困難になる
- 活動時に痛みが増し、休息で軽減する
- 片側に強い痛みが出ることが多い
治療
治療は症状の緩和と機能改善を目的に、薬物療法、理学療法、生活習慣の見直しが基本です。重症例や薬物・リハビリで効果が不十分な場合は、外科的手術で関節の圧迫を除去し、痛みを軽減することがあります。
