脳半球はどのように分かれていますか?
脳の最大部分である大脳皮質は、人間の行動・技能・才能を司るニューロンのネットワークです。左右非対称の2つの半球に分かれ、脳梁という繊維束で情報をやり取りします。各半球は体の反対側の機能を制御し、顔認識や言語などの特定のスキルを担当します。
左右の半球
ほとんどの人は支配的な半球を持ちます。右利きの場合は左半球が、左利きの場合は右半球が主に言語や論理的処理を担います。一方、右半球は空間認識、非言語的行動、音楽や絵画などの創造的才能を司ります。各半球はさらに前頭葉・側頭葉・頭頂葉・後頭葉の4つの葉に分かれます。
前頭葉
前頭葉は額のすぐ後ろに位置し、思考・推論といった知的プロセスや人格、行動・感情の制御に関わります。左前頭葉にあるブローカ野は言語生成の中心で、1861年にフランスの外科医ポール・ブローカが発見しました。
側頭葉
側頭葉は側頭部にあり、嗅覚・音の大きさ・周波数、顔認識などの情報処理を行います。また、記憶の形成と呼び出しにも重要です。ドイツの神経学者カール・ウェルニッケは、言語理解に関わる「ウェルニッケ野」を左側頭葉後部に特定しました。
頭頂葉と後頭葉
頭頂葉は前頭葉のすぐ後ろに位置し、痛み・味覚・触覚・温度といった感覚情報を統合し、聴覚・視覚情報と記憶を結びつけます。後頭葉(視覚皮質)は頭部の後方にあり、視覚情報の処理や物体・色・動きの認識を担当します。
