パーキンソン病は致死的か?死に至る可能性と対策

パーキンソン病は脳の神経細胞が徐々に機能しなくなる疾患です。黒質と呼ばれる部位の神経細胞がドーパミンという神経伝達物質を作りますが、これが減少すると筋肉の制御がうまくいかず、動きがぎこちなくなります。神経細胞の約80%が失われた時点で、症状が顕在化し始めます。パーキンソン病自体は致死性ではありませんが、合併症が命に関わることがあります。

パーキンソン病の影響

  • ドーパミン不足により、手の震え(振戦)、筋肉の硬直、バランス障害、動作の遅さ(徐動)などが現れます。表情や発声が乏しくなることもあり、うつ状態を併発することも少なくありません。

病気の進行

  • 初期は手の震えなど局所的な症状から始まりますが、時間とともに症状は全身に広がります。歩行困難や日常動作(入浴・着替えなど)ができなくなるまで進行し、言語も単調で遅くなります。筆跡は小さく読みにくくなることがあります。進行速度は個人差がありますが、一般的に緩やかです。

致死性について

  • パーキンソン病そのものが直接死をもたらすことはありません。診断から10〜20年で重度の介護が必要になることはありますが、死亡は症状の進行に伴う合併症が原因です。

パーキンソン病に関連した死亡原因

  • 嚥下障害により食べ物が肺に入り込み、肺炎や誤嚥性肺炎を引き起こすことがあります。また、バランスが崩れ転倒し、致命的な外傷を受けるケースもあります。

治療法

  • 根本的な治癒は期待できませんが、薬物療法でドーパミン作用を補い、症状の緩和を図ります。症状が薬で十分にコントロールできない場合は、脳深部刺激術(DBS)などの外科的手術が選択肢となります。ただし手術はリスクが伴うため、他の治療が無効になった段階で検討されます。

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