発作の診断手順とは?
発作は、脳の一部が異常な電気信号の急激な放出を受け、一時的に正常な脳機能が乱れることで起こります。発作の症状は、痙攣、突然の凝視、身体の硬直、意識障害など多様です。発作の種類により症状・原因・治療法が異なるため、正確な診断が重要です。医師は以下の検査を組み合わせて診断を行います。
磁気共鳴画像法(MRI)
MRIは強力な磁石とラジオ波、コンピュータを用いて脳の詳細な画像を作成します。脳細胞の位置異常(形成不全)や損傷・瘢痕(硬化)部位の特定に優れ、発作の原因探索に有効です。男女・成人・小児すべてに適用可能です。検査中はトンネル状の装置内で静止し、通常15〜30分で終了します。不安がある場合は鎮静剤を使用します。
脳波検査(EEG)
EEGは頭皮に電極を装着し、脳の電気活動を波形として記録します。正常な活動は一定のパターンを示し、異常は不規則な波形として現れます。痛みがなく安全な検査で、異常が起きている脳領域の推定に役立ちます。
コンピュータ断層撮影(CT)
CTは低線量のX線とコンピュータで横断画像を作成する非侵襲的検査です。通常のX線より高解像度で、発作の原因や手術の必要性を評価します。検査前に数時間の絶食が必要なことがあり、造影剤を使用する場合があります。検査はトンネル内でX線が回転し、約30分間静止して受けます。
腰椎穿刺(脊髄液検査)
腰椎穿刺は背中下部に特別な針を挿入し、脳脊髄液(CSF)を採取して分析します。患者は胎児のように横向きに寝て、局所麻酔後に針を刺入します。通常3〜4本の試料が採取され、数分かかります。感染や炎症の有無を調べるのに有用です。
