有髄ニューロンの活動電位は速く伝わるのか?
はい、活動電位の伝達は有髄ニューロンで大幅に速くなります。髄鞘はニューロンの軸索を覆う絶縁層で、電気信号の伝達速度を向上させます。
有髄化が伝達速度を高める仕組み
1. 飛び伝導(塩素伝導)
有髄ニューロンでは、活動電位がランヴィエ絞輪(ノード)間を「ジャンプ」する飛び伝導が起こります。これにより、連続的に伝わる無髄ニューロンに比べて格段に速く信号が進みます。
2. 容量の低減
髄鞘が絶縁層として働くことで、膜の容量が減少します。容量が小さくなると、膜を脱分極させるために必要な電荷が少なくなり、活動電位の発生が迅速になります。
3. 膜抵抗の増加
髄鞘は膜抵抗を高め、イオンの漏れを抑制します。その結果、活動電位の強さが保持され、長距離を高速で伝えることが可能になります。
以上の要因により、有髄ニューロンの活動電位は無髄ニューロンに比べてはるかに速く伝わり、神経系全体で効率的かつ迅速な情報伝達が実現します。
