肩の骨折後のリハビリテーション運動
肩の骨折後のリハビリは、関節の可動域回復と筋力再建の両面で重要です。適切なリハビリを行うことで、凍結肩(肩関節が完全に固定される状態)を防ぎ、再発リスクを低減できます。以下のエクササイズは、特別な器具が不要で自宅や病院で簡単に実施できます。
可動域エクササイズ
まずは杖(またはほうきの柄)を使ったシンプルな可動域ドリルです。肩幅より広めに握り、棒を胸の前で保持したまま、腕を頭上までまっすぐ伸ばします。肘はロックした状態で、肩関節に心地よい伸びを感じながら、最高点で5秒間キープし、ゆっくりと元に戻します。これを4〜5回繰り返します。
次に、棒を背中の後ろに回し、同様に肩幅より広く握ります。腕をまっすぐ伸ばしたまま、棒を背中側に上げ、可能な限りの高さまで持ち上げます。最高点で5秒間保持し、ゆっくりと降ろします。これも4〜5回行います。
筋力強化エクササイズ
前方レイズで肩の筋力を高めます。立った状態で手を体側に下げ、腕をまっすぐ伸ばしたまま前方に持ち上げ、手が肩の高さになるまで上げます。軽い張力を感じながら、12〜15回を3セット行います。慣れてきたら、2.5〜5ポンド(約1〜2kg)の軽いダンベルを握って実施します。さらに、横方向(サイドレイズ)や斜め上方(45度レイズ)へとバリエーションを加え、各方向で同様に12〜15回を3セット行うことで、肩関節全域の筋力をバランスよく強化できます。
