ステントとは?役割・種類・術後の注意点を解説

米国疾病管理予防センター(CDC)によると、心臓病は男女ともに死亡原因の第一位です。心臓病のリスク要因を改善する治療法は多数あり、その中にステントの使用があります。

ステントの概要

ステントは、部分的に閉塞した動脈を開いたままに保つために、血管内に挿入される金属製のワイヤーメッシュチューブです。

メリット

動脈を広げて血流を改善することで、酸素を多く含む血液が体内へスムーズに送られ、心臓への負担が軽減します。その結果、狭心症(胸痛)が緩和されます。

手術の流れと特徴

医師はカテーテルを用いてステントを血管内に配置します。手術後、血管の内皮がステントに覆われ、最終的に体の一部として定着します。

ステントの種類

  • ベアメタルステント(裸金属ステント): 金属メッシュだけのシンプルなタイプ。
  • 薬剤溶出ステント: 表面に薬剤がコーティングされており、徐々に放出されて再閉塞(再狭窄)を防ぎます。

術後の留意点

ステント留置後は血栓形成を防ぐため、生涯にわたり抗血小板薬の服用が必要です。通常、ステント留置後最初の12か月はクロピドグレルなどの薬を使用し、その後はアスピリンによる維持療法が推奨されます(米国心臓協会)。

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