人間の運動時における心血管系の調整とは
運動時の心血管調整
運動中は酸素と栄養素の需要が増大します。この需要に応えるため、心血管系は以下のような調整を行います。
- 心拍数の増加:筋肉や他の臓器へより多くの血液を送るため、心拍数が上がります。
- 一回拍出量の増加:心筋がより強く収縮し、1回の拍動で送る血液量が増えます。
- 心拍出量の増大:心拍数と一回拍出量の両方が上がることで、全体の心拍出量が増加します。
- 血管拡張:活動している筋肉や臓器の血管が拡がり、血流が増えます。
- 血管収縮:皮膚や消化器官など、運動に直接関与しない部位への血流が減少し、重要な臓器へ血液が優先的に供給されます。
- 血圧の上昇:拡張した血管に対して増大した心拍出量を送るため、血圧が上がります。
- 赤血球産生の増加:酸素運搬能力を高めるため、赤血球の生成が促進されます。
- 血中酸素濃度の上昇:赤血球増加と脾臓からのヘモグロビン放出により、血液中の酸素濃度が高まります。
- 心臓の酸素消費量増加:心拍数・一回拍出量・心拍出量の増加、心筋の収縮力強化、血管拡張により、心臓自体の酸素需要も高まります。
これらの調整により、運動に必要な酸素と栄養素が効率的に全身へ供給されます。
