静脈と動脈の違いとは?

機能の違い

動脈は心臓から全身へ酸素が豊富な血液を運び、組織や臓器に酸素と栄養を供給します。一方、静脈は組織から心臓へ酸素を使い切った血液(二酸化炭素や老廃物を含む)を戻します。

血圧の違い

動脈内の血圧は高く、心臓の拍動で血液を遠くまで送り出すための力が必要です。静脈は血圧が低く、壁が薄く弾性も少ないため、血液はゆっくりと流れます。

構造と組成の違い

動脈は厚く筋肉質な壁を持ち、高い血圧に耐えられるようになっています。また、内径(ルーメン)は狭めです。静脈は壁が薄く、内径が広く、血液量が多く戻るのに適しています。

弁の有無

動脈には弁がありませんが、静脈には一方向にだけ血液が流れるようにする弁があり、特に立位時に血液の逆流を防ぎます。

酸素含有量の違い(例外あり)

通常、動脈は酸素化された血液を、静脈は脱酸素化された血液を運びます。ただし、肺動脈は心臓から肺へ脱酸素血を、肺静脈は肺から心臓へ酸素血を運ぶ例外があります。

以上のように、動脈は酸素と栄養を組織へ供給し、静脈は老廃物を含む血液を心臓へ戻すという役割で、体内の血液循環を支えています。

心血管疾患 - 関連記事