誰かが窒息しているのを目撃したら、どう対処すべきか
1. 落ち着いて状況を確認する
まず冷静になり、相手が本当に窒息しているのか、咳やむせだけでないかを判断します。
2. 咳を促す
喉に詰まったものが自力で排出できる場合があります。相手に力強く咳をするよう促しましょう。
3. ハイムリック法(腹部圧迫)を実施する
相手が咳で異物を除去できない場合は、腹部圧迫(ハイムリック法)を行います。
実施手順
- 相手の背後に立ち、腰に両腕を回します。
- 片手で拳を作り、親指側を相手の胸骨下、腹部の上部に当てます。
- もう一方の手で拳を握り、胸骨上部に向かって内側・上方に素早く強く押し上げます。
- 異物が排出されるか、呼吸が再開するまで繰り返します。
4. 意識が失われたらCPR(心肺蘇生)を開始する
相手が意識を失った場合、直ちに胸部圧迫と人工呼吸を組み合わせた心肺蘇生(CPR)を行います。
CPRの手順
- 相手の胸の中心(乳頭線下)に片手のかかとを置き、もう一方の手で覆い、指を組みます。
- 1分間に約100回の速さで、30回の胸部圧迫を行います(深く、速く)。
- 圧迫の後、鼻をつまんで口を覆い、胸が上がるまで息を吹き込みます。これを2回繰り返します。
- 救急隊が到着するまで、30回圧迫→2回人工呼吸のサイクルを続けます。
注意点
妊娠中の方に対しては、ハイムリック法の手技を変更する必要があります。詳細は米赤十字社の「妊婦へのハイムリック法」ガイドラインをご参照ください。
