極度の疲労が起こる原因とは

時々の疲れや倦怠感は普通ですが、日常生活に支障をきたすほどの倦怠感は何らかの問題を示すサインです。重篤な疾患、栄養不足、精神的な問題など、極度の疲労が続く場合は医師に相談し、適切な検査と治療を受けることが重要です。

貧血

血中の鉄分が不足すると、酸素供給が低下し、極度の疲労感が現れます。鉄欠乏はサプリメントで簡単に改善できることが多いですが、吸収障害(例:小麦アレルギーや胃腸の疾患)も原因になることがあります。貧血の人は運動時に息切れやめまい、心拍数の上昇を感じやすく、日常の動作が困難になります。

うつ病

強いストレスや離婚、愛する人の死などの出来事が続くと、うつ病を発症しやすくなります。数週間以上続く悲しみや無気力感は、臨床的なうつ病のサインです。主な症状は、身体的・精神的な倦怠感、集中力低下、記憶力低下です。うつ病の人は階段の上り下りや掃除といった日常的な作業が苦痛に感じ、睡眠時間は長くても起床時に疲労感が残ります。

白血病

白血病の初期症状のひとつに、極度の疲労があります。軽い作業すらできなくなるだけでなく、集中力の低下や常に眠気を感じることがあります。化学療法や放射線療法が始まると、体がさらに弱り、疲労感は一時的に悪化することが多いです。

食事の偏り

低炭水化物・高タンパク質の食事や、逆に糖質・炭水化物を過剰に摂取する食事は、どちらも極度の疲労を引き起こす可能性があります。前者は必要な栄養素が不足し、後者は血糖値の急上昇と急降下を繰り返し、めまいや気分の落ち込み、視界のぼやけを招きます。果物や野菜を十分に摂らないとビタミンやミネラルが不足し、エネルギー低下につながります。特にベジタリアンはビタミンB12欠乏になりやすく、慢性疲労症候群の治療としてB12注射がよく用いられます。

HIV感染

HIVに感染している人は、特にエイズ期になると強い倦怠感を訴えることが多いです。睡眠不足、うつ状態、抗ウイルス薬の副作用などが疲労を悪化させます。治療には抗うつ薬(例:ウェルブトリン)や赤血球産生を促す薬が用いられます。

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