粘液が過剰に分泌される原因

粘液は呼吸器系で生成される透明で粘性のある物質です。タンパク質・水・塩分に加えて糖分が多く含まれ、抗体を保持できる役割があります。風邪やアレルギー時の不快な症状として捉えられがちですが、過剰な粘液の産生は体が刺激物質と戦っている健康な免疫反応の現れです。

粘液の役割

粘膜上皮にある杯細胞は粘液を産生する専用細胞です。侵入した病原体や刺激物が粘膜に感知されると、杯細胞は粘膜壁と連携し、粘液の分泌を促します。粘液中のタンパク質は抗体を運び、感染から身体を守ります。また、糖が多く含まれることで水分を吸収し、粘液は粘性を保ちます。これにより、粘液は侵入者を捕捉し、撃退し、最終的に体外へ排出する機能を果たします。

鼻粘液

体内に有害物質がない状態では、鼻や喉では1日約1リットルの粘液が産生され、感染性微生物の侵入を防ぎます。細菌や花粉などのアレルゲンが鼻腔に入ると、杯細胞は粘液の分泌を増やし、有害物質を捕捉します。

痰(たん)

喉で生成される粘液は痰(たん)と呼ばれ、肺を保護する役割があります。喉に粘液が残ると、余分なタンパク質が分解され口臭の原因となりますが、体が感染と戦っているサインでもあります。痰が咳で排出され、黄色や緑色を帯びている場合は、体内に細菌感染がある可能性が高いです。

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