風邪の概要

  • 風邪は上気道を侵すウイルス感染です。主な症状は鼻水・鼻づまり・喉の痛み・軽い全身倦怠感・咳・くしゃみ・目のかゆみ・軽度の発熱です。症状は通常1週間前後で自然に改善し、重症化することは稀です。

副鼻腔炎(鼻炎)の概要

  • 副鼻腔炎は、風邪、細菌感染、アレルギー、真菌感染などが原因で副鼻腔が腫れ炎症を起こす状態です。症状は顔面の腫れや痛み、濃い鼻・喉の分泌物、歯や顎の鈍痛、嗅覚・味覚の低下、持続的な咳などがあります。1回限りの急性副鼻腔炎と、短期間に繰り返す慢性副鼻腔炎があります。

主な違い

  • 持続時間が最大の違いです。風邪は2〜3日で症状がピークに達し、1週間ほどで回復しますが、副鼻腔炎は7日以上続くことが多いです。発熱や強い倦怠感は副鼻腔炎で見られやすく、風邪ではまれです。鼻汁の色が変わるタイミングも異なり、風邪の終盤で黄色や緑色になることがありますが、副鼻腔炎では症状が進行中に濃い粘液が出ます。

治療法の違い

  • 副鼻腔炎は細菌感染が関与することが多いため、必要に応じて抗生物質が有効です。一方、風邪はウイルス性のため抗生物質は効果がありません。どちらも自然に改善することが多く、鎮痛解熱剤や点鼻薬、去痰薬などの市販薬で症状を緩和できます。

注意すべきリスク

  • 風邪で以下の症状が見られたら医師の受診が必要です:体温が39℃(102°F)以上、全身の激しい痛み(インフルエンザの疑い)、寒気、激しい咳、色の濃い痰、頸部リンパ節腫脹、鼻や顔の痛みを伴う発熱。

  • 副鼻腔炎では、体温が38℃(100°F)以上、症状が徐々に悪化する、または長期間改善しない場合に受診が推奨されます。