咽頭炎の診断手順

咽頭炎の診断手順

咽頭炎は喉の炎症で、最も一般的な受診理由の一つです。細菌(特にA群連鎖球菌)やウイルス感染が主因で、通常は軽症ですが、A群連鎖球菌による咽頭炎は重篤な合併症を引き起こすことがあります。

診断の流れ

  1. 問診:潜伏期間は2〜5日で、急激な発熱、寒気、頭痛、喉の痛みが主症状です。小児では腹痛、嘔吐、吐き気もみられます。

  2. 身体診察:喉と口蓋垂が赤く腫れていることが多く、扁桃は灰白色の斑点を伴うことがあります。また、頸部リンパ節の腫脹も確認されます。

  3. 咽頭培養:扁桃と咽頭後部を綿棒でしっかり拭い取り、羊血寒天培地で2日間培養します。適切に行えば偽陰性率は5〜10%です。

  4. 迅速抗原検査(RADT):培養に比べ費用はかかりますが、ベッドサイドで数分で結果が得られます。化学発光DNAプローブを用いたものは感度・特異度が培養と同等です。

  5. 抗体検査:抗DNA酵素B(ASO)や抗ストレプトリジンO(ASO)などの抗体価が上昇していれば、最近のA群連鎖球菌感染を示します。急性リウマチ熱などの合併症診断にも有用です。

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