悲嘆の七段階(グリーフサイクル)をわかりやすく解説

悲嘆(グリーフ)は、喪失や病気と向き合う際に経験する感情のサイクルです。多くの人は大切な人を失ったときや、重い病と診断されたときに、七つの段階を経て心の整理を行います。以下に、一般的に認識されている悲嘆の七段階を紹介します。

1. ショック

突然の衝撃的な事実に直面したとき、身体は一時的に「麻痺」状態になります。心拍数が上がり、顔色が蒼白になるなど、事故で受けるショックと似た症状が現れます。

2. 否認(デニアル)

現実を受け入れたくない心理が働き、「自分に起こるはずがない」と考えてしまいます。家族の死や自分のがん診断など、深刻な事実を否定しようとする段階です。

3. 怒り

抑えていた感情が噴出し、物を壊したり、他者に怒鳴りつけたり、時には自傷行為に走ることもあります。怒りを表出させることで、血圧上昇などのリスクを防ぐ役割があります。

4. 取引(バーゲニング)

状況を変えようと必死に交渉します。セカンドオピニオンを求めたり、医師に手続きを再確認したり、神に祈り救いを求めるなど、解決策を探す試みが見られます。

5. 抑うつ(デプレッション)

「どうしようもない」という実感が訪れ、無気力や孤立感が強まります。食事が乱れ、体調がさらに悪化することもあります。

6. 検証(テスティング)

最後の手段として、カウンセリングや他の医師への相談、友人や家族からの助言を求めます。実際に他の選択肢がないかを再確認する段階です。

7. 受容(アクセプタンス)

すべての選択肢が尽きたことを認識し、現実を受け入れます。残された時間を大切にし、前向きに生きる意志を持つことで、日常へと歩み出します。

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