うつ病が原因の欠勤と米国の対応策

米国国立精神衛生研究所によると、約1480万人の米国成人がうつ病を抱えており、若年層の障害原因のトップです。多くの患者は様々な職場で働き続けていますが、症状の悪化や集中的な治療が必要なときには休暇を取ることがあります。

欠勤の主な理由

  • エネルギー不足、やる気の低下、常に泣きたくなる感情、イライラ、過度の睡眠または不眠による日中の眠気、集中力低下、短期記憶障害などが仕事を困難にします。作業に集中できなかったり、忘れ物が増えたり、作業が雑になることがあります。また、顧客や同僚との関係が悪化することもあります。重症の場合は短期間の入院治療が必要になることもあります。

家族・医療休暇法(FMLA)

  • FMLAは、対象となる従業員が子どもの出産やうつ病などの深刻な医療問題のために、年間最大12週間の無給休暇を取得できる制度です。対象となるには、従業員数が50人以上の雇用主で、勤務期間が12か月以上、過去1年で1,250時間以上勤務していることが条件です。

その他の休暇制度

  • FMLAの対象外の場合でも、多くの企業は病欠や有給休暇を利用して欠勤できます。企業の就業規則により、無給の休職が認められることもありますが、雇用主に義務はありません。

プライバシー保護

  • 医療休暇を申請する際、通常は医師が記入した診断書の提出が求められますが、うつ病であることを明らかにしたくない場合は、病名を記載しない診断書を提出すれば済むことが多いです。雇用主が詳細な病状の開示を求めても、従業員は拒否できます。

障害者差別禁止法(ADA)

  • ADAは、うつ病を含む障害を理由にした差別を禁じています。雇用主は、合理的な範囲で勤務時間や業務内容の調整を行う義務があります。ただし、事業者に過度な負担がかかる場合は例外となります。FMLAの対象外であっても、過度な欠勤は就業規則に基づき処分されることがあります。

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