内因性うつ病の治療法
「内因性うつ病」という用語は、一部の患者にとってうつの原因が外的・環境的な要因ではなく、完全に生物学的、遺伝的、または脳内化学の機能不全に起因するとする理論を指します。内因性うつ病の実在については議論がありますが、心理療法に十分に反応しない患者がいることから、うつ病には内的原因があると考える心理学者もいます。
薬物管理
大多数のうつ病は認知行動療法と薬物療法の併用で治療可能です。しかし内因性うつ病は心理的な根源がないため、心理療法は効果が期待できません。適切な薬剤レジメンを見つけて使用することが内因性うつ病の解決策の一つです。
ただし薬物管理は臨床医の経験則に頼る部分が大きく、最適な薬剤組み合わせを見つけるには数か月以上かかることがあります。患者は自分の気分や薬への反応を記録し、医師が客観的なデータをもとに判断できるようにすることが重要です。
自然療法
運動と日光浴を増やすことで、体のうつ病対抗能力が高まります。運動はエンドルフィンの分泌を促し、ポジティブな感情をもたらします。日光は光受容体を刺激し、体内で他の快感物質を放出させ、同様に前向きな気分を促進します。
セルフトーク
ポジティブなセルフトークの習慣を作りましょう。まず、うつを悪化させる否定的な思考に気づくことから始めます。手首にゴムバンドをはめ、否定的な考えが浮かんだらバンドをパチンと鳴らすことで、思考を止めてポジティブな代替思考へ切り替える心理運動的な連結を作ります。
他のセルフトーク法としては、否定的な思考の逆の内容を書き出しながら声に出す、否定的な思考を中立的に置き換え、さらにポジティブに転換する、自己制限的な認識を「何が可能か?」という質問に変える、などがあります。
ハーブとビタミン
特定のビタミンやミネラルの摂取を増やすことも有効です。ビタミンB6、B12、C、葉酸、マグネシウム、カルシウムはうつ症状の緩和に役立つ可能性があります。
ハーブ療法としては、うつや不安の緩和に効果が期待されるセイヨウオトギリソウ(St. John's wort)があります。また、高齢者のうつに用いられるイチョウ葉(ginkgo biloba)や、不安やうつに鎮静作用をもたらすバレリアン根があります。ハーブ療法を試す場合は、地域で信頼されている専門のハーバリストに相談することが望ましいです。
