うつ病の医学的定義と概要

定義

米国精神医学会が発行する DSM‑IV によると、2 週間以内に以下の症状のうち 5 つ以上が認められるとうつ病と診断されます。

  • 持続的な悲しみや憂鬱感
  • 興味・喜びの喪失(無関心)
  • 体重の増減(食欲の変化)
  • イライラや過敏性
  • 絶望感や無価値感
  • 自殺念慮や自殺企図

タイプ

米国国立精神衛生研究所(NIMH)によると、うつ病にはいくつかのタイプがあります。

  • 大うつ病性障害(メジャーデプレッション):症状が重く、長期にわたって続く。
  • ジストミア(持続性抑うつ障害):症状は軽度だが2年以上続き、日常生活に支障をきたすことは少ない。
  • 精神病性うつ病:幻覚や妄想を伴う。
  • 産後うつ病:出産後に発症する。
  • 季節性情動障害(SAD):季節の変化に伴って症状が現れる。

対象

同研究所の報告では、女性はホルモンバランスの変化により男性よりもうつ病になりやすいとされています。

治療法

主な治療には以下があります。

  • 抗うつ薬:例としてレキシプロ(エスシタロプラム)、ウェルブトリン(ブプロピオン)、エフェクサー(ベンラファキシン)など。
  • 光療法:季節性情動障害などに有効。
  • 適度な運動:軽度から中等度のうつ症状に対して手軽に取り入れられる。

注意点

eMedicine.com のデータによれば、うつ病と診断された人の約15%が自殺に至ります。緊急時は全国自殺予防ライフライン(1‑800‑273‑8255)へ連絡してください。

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