甲状腺機能低下がうつ病を引き起こすメカニズム
甲状腺は頸部に位置し、代謝を調整するホルモンを分泌する内分泌腺です。甲状腺ホルモンが不足すると、体内の代謝が低下し、倦怠感や体重増加、そしてうつ症状が現れることがあります。
甲状腺の概要
首の鎖骨上にある甲状腺は、血液中にホルモンを放出して体全体の代謝をコントロールします。
主なホルモン
甲状腺が産生する代表的なホルモンは、チロキシン(T4)とトリヨードサイオニン(T3)です。
代謝と甲状腺機能低下症(甲状腺機能低下)
代謝は体内の各臓器の働きを決定づけます。甲状腺の働きが低下すると代謝が鈍くなり、これを甲状腺機能低下症と呼びます。
うつ症状との関係
甲状腺機能が低下すると、倦怠感や疲労感が続き、やがて気分が落ち込みやすくなります。また、体重増加や体調不良が併発することもあります。症状は時間とともに変動することがあります。
遺伝的要因
甲状腺疾患は家族性が高く、母親や叔母が甲状腺疾患を持つ場合、同様のリスクが高まります。自己免疫性の橋本病が甲状腺機能低下の主な原因の一つです。
血液検査での診断
医師は血液検査でT4やT3の濃度を測定し、甲状腺のホルモン産生量を評価します。不足が認められた場合は、ホルモン補充薬が処方されます。
