大麻がうつ病リスクを高めるメカニズム
2001年12月に『American Journal of Psychiatry』で報告された研究によると、大麻乱用者はうつ病になる確率が4倍に上昇するとされています。同様の結果は、2002年11月の『British Medical Journal』でも確認されています。
化学成分が抑うつ作用を持つ
大麻に含まれるカンナビノイドは、体内の神経伝達物質と相互作用し、他の抑うつ剤と同様の作用を示します。このため、使用者は気分が沈みやすくなると考えられています。
無動機症候群(アモチベーション症候群)
長期的な大麻使用は社会的引きこもりや無関心を引き起こし、やがてうつ状態へと移行することがあります。これを無動機症候群と呼びます。
問題の隠蔽効果(マスキング効果)
大麻を常用すると、生活上の問題やストレスに対処せずに済むように見えるため、根本的な解決が遅れ、結果的にうつ病を招くことがあります。
常用・大量使用がリスクを増大
メイヨークリニックによれば、うつ病と大麻の関連は「定期的または大量に使用する」人に特に顕著です。
さらなる研究が必要
現在までの研究は大麻使用と抑うつリスクの関連性を示唆していますが、因果関係を確定するには更なる検証が求められています。
