アメリカでうつ病に罹患している人数はどれくらいですか?

2009年に実施された Gallup‑Healthways Well‑Being Index の調査によると、約4,000万人の米国成人が最近うつ病と診断されています。うつ病の主な症状は、長期間にわたる空虚感や極度の悲しみです。これにより日常生活や仕事への参加が困難になり、最悪の場合は自殺や自傷行為に至ることもあります。

全米の実態

専門家はうつ病を「精神疾患の風邪」と呼ぶほど、診断される人が多いと指摘しています。米国疾病予防管理センター(CDC)の2006年の調査では、12歳以上の米国人の20人に1人がうつ病と診断され、うつ病患者の80%が家庭や職場での機能障害を抱えていることが分かりました。

年齢別の傾向

米国国立精神衛生研究所(NIMH)によれば、うつ病の兆候は主に15歳から30歳の間に現れます。一方、Gallup の調査では45歳から64歳の層が他の年齢層よりもうつ病を報告する割合が高いことが示されました。CDC のデータでは、2007年に約200万人の米国青少年がうつ病エピソードを経験しましたが、治療を受けたのは39%未満です。子どもでは約33人に1人がうつ病を抱えており、65歳以上の成人でも約700万人が何らかの形でうつ病を経験しています。

性別による違い

NIMH と CDC の両機関は、女性が男性よりもうつ病と診断されやすいことを報告しています。その背景には、社会的な権力構造の不均衡や、男性が感情を表に出しにくい文化的規範などが影響していると考えられています。

社会経済的要因

2005年6月号の『American Journal of Public Health』に掲載された研究は、貧困がうつ病の強力な予測因子であることを示しています。Gallup の調査では、年収2万4千ドル未満の成人はうつ病になるリスクが高いとされています。また、CDC の調査では、貧困線以下で生活する米国人の7人に1人がうつ病と診断されています。さらに、これらの研究は白人が他の人種よりもうつ病を経験しやすいという結果も示しています。

うつ病患者の家族や友人への支援

うつ病の事実と症状を正しく理解し、専門的な治療を促すことが重要です。自傷や自殺のリスクに注意しながら、感情的・実務的なサポートを提供しつつ、本人が自分自身と向き合う時間と空間を尊重しましょう。最後に、地域のメンタルヘルス施設や支援窓口の連絡先を把握しておくことが大切です。

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