うつ病の生物学
米国国立精神衛生研究所(NIMH)は、うつ病は脳の障害であり、脳機能の異常や神経伝達物質のバランスが崩れていると指摘しています。
うつ病のタイプ
診断・統計マニュアル第4版(DSM‑IV)では、うつ病は大うつ病性障害(Major Depressive Disorder)とジストミア(Dysthymia)の2つに分類されます。ジストミアは大うつ病に比べて症状は軽度ですが、長期間続くのが特徴です。
大うつ病性障害の診断基準
大うつ病性障害は、2週間以上続く悲しみや、以前は楽しめた活動への興味喪失に加え、以下の症状のうち少なくとも3つが見られます。
- エネルギー低下、疲労感
- 集中力・判断力の低下
- イライラや落ち着かなさ
- 食欲の変化
- 睡眠障害
- 自殺念慮、無価値感、罪悪感などの否定的思考
ジストミアの診断基準
ジストミアは、最低でも2年間にわたり、ほとんどの時間で軽度の抑うつ気分が続き、かつ大うつ病性障害の症状のうち少なくとも2つが認められる状態です。
主な原因
原因は完全には解明されていませんが、遺伝的要因、脳の生物学的変化、家族関係や経済的困窮、離婚などの環境要因が組み合わさって発症すると考えられています。
