季節性情動障害(SAD)の主な兆候と対策
季節性情動障害(Seasonal Affective Disorder、SAD)は、主に冬季に日照時間が短くなり、気温が低下することで発症する医学的なうつ状態です。近年では正式な診断名として認識されていますが、以前は「冬うつ」や「冬のブルーズ」と呼ばれることがありました。女性に多く見られ、雪が多い地域では比較的発症率が低いとされています。
主な症状
孤立感・社交的な活動の減少
- うつ症状全般と同様に、強い悲しみや不安、イライラ感が現れ、以前楽しんでいた活動への関心が薄れます。
倦怠感・エネルギー不足
- 極度の疲労感と活力の低下が特徴です。炭水化物への欲求が増し、食欲が増加して体重が増えることもあります。
集中力の低下・身体的苦痛
- 突然の泣き出しや集中困難が見られ、全身の痛みや性欲の低下が伴うことがあります。
自殺念慮
- 重度の場合、死への執着や自殺計画が浮上し、無価値感や罪悪感が強まります。
逆季節性うつ(夏季型)
- 稀に夏に症状が現れ、うつの逆で過度の高揚感、エネルギー過剰、過活動、熱狂的な行動が見られます。
対策とケア
日光浴や光療法、規則正しい生活リズム、適度な運動、栄養バランスの取れた食事、必要に応じた医師の診断と薬物療法が有効です。症状が重い場合は、専門家への相談を早めに行いましょう。
