大学生におけるうつ病の実態と対策
全米大学うつ病パートナーシップ(NCDP)の調査によると、米国の大学生は約1800万人。そのうち約235万人が在学中に深刻なうつ病を抱えている可能性があります。臨床的なうつ病の割合は2000年の10%から2005年には16%へと上昇しています。
症状
- 一般人口と同様に、大学生のうつ病の主な症状は「気分の落ち込み」と「活動への興味喪失」です。
影響
- ミシガン大学の研究者ダニエル・アイゼンバーグ教授によれば、うつ病は学業成績に大きく影響し、うつ病の学生はうつ病でない学生に比べ平均GPAが13%低くなります。うつ病に加えて不安がある場合は、成績低下が約50%に達すると指摘されています。
社会的インパクト
- 2006年の調査で、学生の52.4%が学年中に「絶望感」を1回から10回感じたと回答しました。約37%が「機能が困難になるほどのうつ状態」にあり、9.3%が自殺を考えたと報告しています。ミシガン州立大学(MSU)は、自殺が大学生の死因で2位にランクインしていると述べています。
診断と支援
- 2010年2月時点で、NCDP加盟校は臨床的うつ病と診断された2,300人以上の学生を特定し、適切な支援へとつなげました。
介入事例
- MSUはNCDPの一員として、加入後18か月間で10,000人以上の学生をうつ病スクリーニングしました。スクリーニングを受けた学生は、介入後にうつ症状の顕著な改善が見られました。
