季節性情動障害(SAD)とは?

季節性情動障害(SAD)

季節性情動障害は、特定の季節、主に日照時間が短くなる冬に発症する気分障害です。日光不足が抑うつ症状を引き起こし、仕事や人間関係、生活の質に大きな影響を及ぼすことがあります。

季節性情動障害とは

この障害は、深い悲しみや倦怠感、社交的な引きこもりが秋の終わりから冬の初めにかけて強くなり、日照が増えると徐々に改善します。症状は軽度から重度まで幅があり、睡眠パターンや食欲、日常生活に支障をきたすことがあります。

原因

研究によると、冬季の光の減少はセロトニンの生成を低下させ、体内時計(概日リズム)を乱します。これらは気分調整に重要です。遺伝的素因や家族歴、既往のうつ病もリスクを高めます。

主な症状

  • 過度の睡眠または不眠
  • 炭水化物・脂質を多く摂りたくなる食欲増加
  • 疲労感や倦怠感
  • 集中力低下
  • 絶望感や無価値感

治療法

エビデンスに基づく主な治療法は次の通りです。

  • 臨床用ライトボックス(10,000 lux)を1日30〜60分使用する光療法
  • 中等度から重度の場合の選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
  • ビタミンD不足の人へのサプリメント補給
  • 季節に合わせた対処法を学ぶ認知行動療法(CBT)

歴史的背景

この障害は、1980年代中頃にノーマン・ロザンセル博士が、冬季うつの患者に対し光照射を行うと症状が改善することを報告したことで広く認識されるようになりました。

早期診断の重要性

治療せずに放置すると、うつ病や双極性障害へ進行するリスクがあります。光療法、薬物療法、心理療法など早期に介入することで合併症を防げます。

詳細な研究結果は ncpamd.com をご参照ください。

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