双極性障害のある人と暮らすための実践的ガイド

双極性障害は、エネルギーが高まる躁(そう)状態と、極度に落ち込むうつ状態が交互に現れる精神疾患です。同居するパートナーや家族は、感情の起伏に戸惑い、ストレスを感じやすいでしょう。ここでは、本人を支えつつ自分自身の生活バランスを保つための具体的な対処法をご紹介します。

専門的な治療を受けさせる

躁うつが頻繁に起こり、まだ治療を受けていない場合は、まず専門医への受診を勧めましょう。薬物療法や心理療法は症状の安定に効果的ですが、効果が現れるまでに数か月から数年かかることがあります。本人が「大丈夫」と言っても、自己判断での対処は難しいため、医師のサポートを受けることが最善です。

躁状態(マニックエピソード)への対処

躁状態になると、エネルギーが溢れ、過大な計画や衝動的な買い物をすることがあります。以下の点に注意してください。

  • 外出が長時間にわたる場合は、無理に止めずに安全を確保しつつ見守る。
  • 大きな金銭的決断は、落ち着いた後に本人と再検討する。
  • 危険な行動が予想されるときは、すぐに医師や救急センターに連絡する。

うつ状態(デプレッシブエピソード)への対処

うつ状態では、起き上がる気力がなくなり、仕事や学校を休むことが増えます。自殺念慮や自己傷害の発言が出た場合は、決して軽視せず、以下のステップを踏んでください。

  • 「話を聞く」姿勢で本人の言葉に耳を傾け、感情を否定しない。
  • 自殺や自己傷害の意図があると感じたら、すぐに緊急連絡先(救急車や自殺防止ホットライン)に連絡する。
  • 本人の同意を得て、精神科医やカウンセラーへの受診を手配する。

支える側も自分の心身のケアを忘れず、必要ならばカウンセリングやサポートグループに参加しましょう。

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