40歳未満の男性におけるうつ病

原因

うつ病は「ブルーズ」と誤解されがちですが、実際ははるかに深刻です。最新の脳画像技術により、気分・思考・睡眠・食欲・行動を調整する神経回路がバランスを崩し、神経細胞間の重要な化学物質の伝達が阻害されていることが明らかになっています。遺伝的要因、認知的問題、環境要因、あるいはそれらの組み合わせが原因となります。外傷、愛する人の死、経済的困難、人間関係の問題など、ストレス要因でも発症します。

症状

うつ病は身体・感情・思考に影響します。心理的障害とみなされがちで、頭痛、消化不良、慢性的な痛みといった身体的症状が見過ごされやすいです。男性は特に「自分はうつ病ではない」と認識しにくく、持続的な悲しみ、イライラ、興味喪失、睡眠障害、集中力低下、罪悪感や無価値感、食欲減退、自殺念慮などの心理的症状が現れます。

種類

大うつ病性障害(Major Depressive Disorder)は、たとえ一度だけでも発症すると仕事や日常生活に大きな支障をきたし、睡眠・食欲・楽しみの感覚を乱します。

持続性抑うつ障害(Dysthymic Disorder)は、症状が長期間続くものの、重症度は比較的軽く、日常の活力を奪います。放置すると大うつ病性障害へ移行することもあります。

双極性障害(Bipolar Disorder)は、躁状態(高揚感)と抑うつ状態(低沈)を繰り返す疾患で、未治療の場合は精神病状態に至ることがあります。

産後うつ(Postpartum Depression)は女性に多いと考えられていますが、米国の研究では男性の14%がパートナーの妊娠・出産期にうつ症状を呈し、特に赤ちゃんが3〜6か月になるとリスクが高まります。

リスク

精神医学で「風邪のような」疾患と呼ばれるうつ病は、人口の約20%に影響し、女性は男性の3倍の罹患率ですが、近年男性の罹患率は急速に上昇しています。

治療

男性はスティグマを恐れ、専門的支援を受けにくい傾向があります。症状や対処法が女性と異なるため、未治療になるケースが多いです。最も一般的な治療は抗うつ薬で、依存性はなく、効果は数週間で実感できることがありますが、効果が現れるまでに時間がかかることもあります。中等度から重度のうつ病患者の約2/3に有効とされています。

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