自宅でケトアシドーシスを検査する方法は?
症状の確認
ケトアシドーシスは徐々に進行するため、早期にケトン濃度が上がっているかを見極めることが重要です。まずは以下の症状がないかチェックしましょう。
初期症状
- 口の渇きや喉の乾燥
- 頻尿
- 血糖値の上昇
- 尿中ケトン濃度の上昇
進行した場合の症状
- 極度の倦怠感
- 皮膚の乾燥・紅潮
- 吐き気、嘔吐、2時間以上続く腹痛
- 呼吸が浅くなる
- フルーツのようなにおいがする息
- 意識混濁や注意散漫
上記のいずれか、または複数の症状が見られたら、すぐに医師に連絡してください。
ケトンの検査
ケトアシドーシスの有無を判断するために、尿中ケトンの検査は欠かせません。特に1型糖尿病患者は自宅にケトン検査ストリップを常備しておくことが推奨されます。
血糖値が血糖測定器で240 mg/dL以上と測定された場合は、すぐに尿でケトン検査を行います。検査手順は簡単で、尿を検査ストリップの先端にかけるだけです。ストリップに色の変化が現れ、ケトンの有無と濃度が分かります。高濃度のケトンが検出されたら、医師に連絡し指示を仰いでください。
インフルエンザや食中毒で嘔吐が続く場合は、4〜6時間ごとにケトン検査を行うことが重要です。こうした状態ではケトアシドーシスが発症しやすくなります。
ケトアシドーシスの原因
ケトン濃度が上昇しケトアシドーシスが疑われる場合、以下の3つの主な原因を考慮します。
- インスリン不足:インスリン注射の漏れや不十分な投与、または病気によるインスリン分泌低下により、体は脂肪をエネルギー源として燃焼し、ケトンが生成されます。
- 食事不足:食事を抜いたり、病気で食欲が低下したりすると、体は脂肪を分解してエネルギーを得るため、ケトンが増加します。糖尿病患者は食事を抜かないよう注意が必要です。
- インスリン作用の過剰:特に朝食前に高いケトン値が出る場合、睡眠中にインスリンが過剰に作用し、血糖が低下してケトンが生成されることがあります。
これらの要因が疑われる場合は、速やかに医療機関へ相談し、適切なインスリン投与や食事管理を行いましょう。
