原因
脚潰瘍は、皮膚が硬い表面に長時間圧迫されることで血流が低下し、組織が損傷してできることがあります。長時間の臥床や、きつい靴・靴下の着用が主な要因です。
糖尿病患者のリスク
糖尿病は末梢神経障害(ニューロパチー)を引き起こし、足や脚の感覚が鈍くなります。そのため、圧迫や摩擦に気づきにくく、潰瘍が進行しても痛みを感じにくいという特徴があります。
潰瘍ができやすい部位
糖尿病性潰瘍は、かかと、つま先、足指の間、骨が突出している箇所、または靴と皮膚がこすれる部分に多く見られます。
治療法
治療は潰瘍の深さ、部位、感染の有無などに応じて選択されます。主な治療は以下の通りです。
- 感染が疑われる場合は抗生物質の投与。
- 創部の洗浄と適切なドレッシングによる湿潤環境の維持。
- 血流改善のための圧迫療法やリハビリテーション。
- 重症例では皮膚移植や外科的デブリードマンが必要になることがあります。
予防と対策
糖尿病患者は以下のポイントを守ることで脚潰瘍の予防が可能です。
- 毎日足の外観と感覚をチェックし、異常があればすぐに医師に相談。
- 血糖コントロールと適度な運動で血流を維持。
- ゆったりした靴下・靴を選び、足に過度な圧迫がかからないようにする。
- 座位時は足指を動かす(足指を曲げ伸ばし)ことで血流を促進。
- 極端な温度や湿度を避け、足を清潔に保つ。
