どのタイプの糖尿病が壊疽を引き起こすか?
壊疽は、血流が途絶えることで組織が壊死し、腐敗が進む状態です。足や手などの末端部位で起こりやすく、放置すると切断(切除)に至ることがあります。糖尿病(Ⅰ型・Ⅱ型)は壊疽の主要なリスク因子で、特に神経障害(ニューロパチー)と血行不良が同時に存在すると危険です。
壊疽とは?
血液供給が不足すると組織が死滅し、黒く変色したり悪臭を放つ潰瘍ができ、激しい痛みやしびれが現れます。症状が現れたら速やかに医療機関を受診し、早期診断・治療が予後改善につながります。
神経障害(ニューロパチー)とは?
糖尿病により毛細血管が障害され、神経が損傷します。指先や足先にしびれ、灼熱感、痛み、または感覚が鈍くなるといった症状が出ます。時間が経つと症状は手や腕、脚全体へ広がりますが、特に足の指先が最も影響を受けやすいです。
血行不良とは?
糖尿病のコントロールが不十分だと血管が硬化し、血流が滞ります。その結果、足の治癒力が低下し、乾燥やひび割れ、潰瘍や切り傷が感染しやすくなります。血行が悪いと感染が拡大し、壊疽へと進行します。
神経障害と血行不良が壊疽につながる仕組み
感覚が低下した足では、傷ができても気付かず放置されがちです。血行不良により傷の治癒が遅れ、細菌が増殖しやすくなります。この二重のリスクが感染を悪化させ、最終的に壊疽となり、切断が必要になることがあります。
壊疽の治療法
壊疽と診断された場合、まず死んだ組織を外科的に除去し、健康な組織の回復を促します。併せて高用量の抗生物質を静脈投与し、感染拡大を防ぎます。糖尿病患者は足の傷が青黒く変色したらすぐに医師に相談し、早期治療を受けることが切断予防の鍵です。
