血糖の重要性と管理方法
血糖(グルコース)は、脳の機能を保ち、体にエネルギーを供給し、代謝を維持するために欠かせません。主にパン、パスタ、シリアル、果物などの炭水化物から摂取され、消化過程でブドウ糖に分解されます。
血糖のモニタリング
血糖は血糖測定器で自宅で測定でき、医療機関でも検査してもらえます。測定は起床後・食事前、そして食後1~2時間が目安です。一般的に、朝の空腹時の正常範囲は100 mg/dL未満、食後1~2時間の正常範囲は140 mg/dL未満とされています。
低血糖(ハイポグリセミア)
血糖が70 mg/dL未満になると低血糖と呼ばれ、意識障害や痙攣を引き起こすことがあります。主な症状は、震え、イライラ、動作不器用、混乱、めまい、倦怠感、頭痛、視界のぼやけ、動悸、空腹感です。インスリン過剰や食事の抜き、運動後の食事不足、アルコール摂取などがリスク要因です。
高血糖(ハイパーグリセミア)
血糖が過剰になると高血糖となります。過食、運動不足、肉体的・精神的ストレス、糖尿病薬の服用漏れ、インスリン投与ミスなどが原因です。頻尿、のどの渇き、視界のぼやけ、疲労感などが主な症状です。
糖尿病
1型糖尿病
1型は以前は「若年性糖尿病」と呼ばれ、主に20歳未満で発症します。膵臓のβ細胞が自己免疫により破壊され、インスリンが不足するため、常にインスリン注射が必要です。全糖尿病患者の約10〜15%が1型です。
2型糖尿病
2型は成人発症が多く、35歳以上に多く見られます。インスリン抵抗性が主な原因で、初期段階ではインスリンは十分に分泌されているものの、細胞がうまく利用できません。
血糖を上げる・下げる要因
血糖を上げる要因は、炭水化物の摂取、運動不足、ストレス、病気、月経(個人差あり)、炭水化物が不足した状態での運動などです。低脂肪食でも炭水化物量に注意しないと血糖が上昇することがあります。
血糖を下げる要因は、食事の抜き、運動、アルコール摂取、月経(女性の場合)です。インスリンも血糖を下げる重要なホルモンで、細胞にブドウ糖を取り込ませます。
血糖管理のための生活習慣
野菜や果物を中心に、適切な量の炭水化物を摂取し、バランスの取れた食事を規則的にとることが大切です。また、ストレスを減らし、1日30分以上の適度な運動を取り入れることで血糖の安定が期待できます。
