糖尿病治療に使えるシナモンカプセルの種類と効果
シナモンは古くから料理に使われる香辛料ですが、血糖値の管理に有効とする研究結果が報告されています。そのため、シナモンを粉末にしてカプセル化した製品が市販されており、用量は製品ラベルに記載されていますが、医師と相談の上で摂取することが推奨されます。
シナモンカプセルの作用
リチャード・A・アンダーソン博士らの研究では、シナモンに含まれる化合物が脂肪細胞のインスリン感受性を高めることが示されました。つまり、体内で産生されるインスリンの働きを助け、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。1日約1g(小さじ1程度)のシナモン粉末を摂取すると、血糖と悪玉コレステロールの改善が報告されています。
効果的なシナモンの種類
料理に一般的に使われるシナモン(クスミシナモン)は糖尿病の管理にはあまり効果がありません。血糖コントロールに有効とされるのは、主に以下の2種類です。
- カシア(Cinnamomum cassia)=中国シナモン
- セイロンシナモン(Cinnamomum verum、別名Cinnamomum zeylanicum)
これらは米国でも入手しやすく、カプセルや粉末として販売されています。一方、シナモンオイルに含まれる成分は過剰摂取すると有害になる可能性があるため、注意が必要です。
適切な摂取量
シナモンは血糖値を下げる可能性がありますが、過剰に摂取すると逆に低血糖や肝臓障害を引き起こす恐れがあります。使用を開始する前に必ず医師の許可を得てください。目安としては、1日3回、各回約1/4小さじ(約0.5g)程度が推奨されます。味が苦手な場合は、粉末シナモンを3/4小さじ分だけカプセルに詰めて服用すると良いでしょう。約1か月続けると血糖コントロールの改善が期待できます。
シナモンカプセルの主なブランド
市販のシナモンカプセルは多数のメーカーから販売されています。代表的な製品をいくつか紹介します。
- Nature's Bounty – 1回あたり1000 mg、2カプセルが1日の目安。価格は約8ドル。
- Solgar – ベジタリアン対応のカプセル。120カプセルで約7ドル。
- Now Foods、Nature Way、NSI、Gaia Herbs、Nature's Plus、New Chapter など、信頼できる販売元から購入することが重要です。
期待できる効果と注意点
シナモンカプセルは血糖値の安定化やインスリン感受性の向上に寄与するとされています。アラム・カーン博士らの研究(American Diabetes Association掲載)でも、血糖低下効果が確認されています。ただし、過剰摂取は低血糖や肝機能障害を招く恐れがあるため、用量を守り、定期的に血糖値をチェックすることが大切です。
