糖尿病の予後は、ヘモグロビンA1c(過去3か月の平均血糖)の数値に大きく左右されます。合併症を防ぎ、健康な将来を築くためには、A1cをできるだけ正常値に近づけることが重要です。

糖尿病の合併症

  • 心血管疾患や腎臓病に加え、神経障害、網膜症、足潰瘍など多様な合併症が起こります。

標準的なA1c範囲

目標とすべきA1cは7%未満です。達成は容易ではありませんが、この数値を維持することで長期的な健康リスクを大幅に減らすことができます。

A1cを下げる方法

  • 血糖値を70〜150 mg/dLの範囲に保つことが基本です。
  • 定期的な血糖自己測定、処方薬の適切な服用、バランスの取れた食事、適度な運動を組み合わせましょう。

DCCT(糖尿病管理と合併症試験)研究

1983年に開始されたDCCTは、30年にわたる追跡調査で、血糖コントロールの維持が予後改善の最も効果的な手段であることを示しました。

全体的な予後

A1cを7%未満に保つことで、眼疾患のリスクを76%、腎疾患を50%、心血管疾患を42%、神経障害を60%減少させることが報告されています。