子どものインスリン治療ガイド
インスリンの種類と投与方法
1型糖尿病の子どもは、経口インスリンが胃の酵素に分解されるため、注射またはインスリンポンプで投与します。医師が処方するインスリンは、作用時間に応じて次の3種類があります。
- 速効型インスリン(例:ヒューマログ): 注射後5〜15分で血糖を下げ始めます。
- 中間型インスリン(例:ノボリンR): 注射後約30分で効果が現れます。
- 長時間型インスリン(例:ランタス): 1日ほぼ24時間にわたって血糖をコントロールします。
症状や血糖の変動に応じて、医師はこれらを組み合わせて投与計画を立てます。
インスリンポンプ
注射の代わりにポンプを使用することも可能です。医師が子どもの腹部にカテーテルを皮下に埋め込み、インスリンが入った小型ポンプと接続します。ポンプはプログラムされた時間と量でインスリンを自動的に投与し、食事や運動に合わせた調整ができます。
血糖値モニタリング
血糖値を定期的に測定することで、低血糖や高血糖のリスクを早期に把握できます。指先からの血液サンプルで、1日最低3回(食前・食後・就寝前など)測定することが推奨されます。運動やスポーツの前後は血糖が変動しやすいため、インスリン量の調整が必要です。
その他の留意点
- 食事内容の管理: 炭水化物の多い食事はインスリン投与量を増やす必要があります。
- 併用薬の確認: 他の薬がインスリンの吸収に影響することがあります。
- 病気時の対応: 発熱や感染症で血糖が上昇しやすくなるため、医師と相談の上、インスリン量を増やすことがあります。
不明点や異常があれば、すぐに医師に相談してください。
