糖尿病による足の痛みと潰瘍の見分け方
糖尿病は放置すると重篤な合併症を招く可能性があります。特に足にできる潰瘍は、ちょっとした切り傷や水ぶくれでも深刻な合併症へと発展し、適切な治療が行われなければ、足や指、さらには脚全体の切断につながることがあります。
早期発見
- 米国糖尿病協会によれば、糖尿病患者の約33%が何らかの皮膚合併症を経験するとされています。皮膚の異常は糖尿病のサインでもあるため、潰瘍ができたらすぐに医師の診察を受け、下肢のさらなる損傷を防ぎましょう。
症状のサイン
- 神経障害(ニューロパチー)により足の痛覚が低下し、切り傷や角質、亀裂が気付かれにくくなります。初期症状として、足のしびれ、チクチク感、灼熱感や痛みが挙げられます。糖尿病患者は足の状態を常にチェックし、傷ができたらすぐに対処してください。
糖尿病性潰瘍
- 潰瘍は圧迫がかかりやすい足底部にできやすいですが、感覚が鈍くなると足全体に発生することがあります。潰瘍の色はピンクがかり赤や茶黒色で、境界が盛り上がり、周囲の皮膚は厚い角質で覆われていることが多いです。
創傷ケア
- 潰瘍の治療には圧迫部位を避けることが重要です。重症の場合は医師が感染組織を除去することがあります。清潔を保ち、医師の指示に従って包帯交換や圧迫包帯を使用し、腫れや炎症を抑えましょう。
潰瘍予防
- 毎日ぬるま湯と石鹸で足を洗い、乾燥を防ぐために保湿クリームを塗ります。足の裏や指の間のひび割れや水ぶくれをチェックし、治りにくい潰瘍、膿が出る、赤く腫れる、熱を持つ、発熱がある場合は速やかに医師へ受診してください。
